2021年6月がとうとう終わりに近づいてきました。
昨年度はコロナなど色々な緊急事態により社会環境が大きく変化する年となりました。
2021年度もまだ辛い日々が続きますが、やまない雨はありません。必ずこの時期を乗り越えて、より一層「素晴らしい時代が来る」と信じて、本日も子ども達の前に立たせて頂いております。
子ども達を取り巻く環境も大きく変化してきました。昔は、家庭の中で一番は夫でした。
家庭でも社会でも地域でも子ども達の世界には、必ず厳しい大人の目がそこにありました。
それから時が経ち、次は母が一番になり、今では、子どもが一番になりました。
その様に時代の変化と共に、大切になってくる事も変化する事が分かりました。
昔の指導と今の指導では、指導者の社会環境や立場も大きく変化してきたと感じております。
私自身も16歳から指導現場を体験し、純粋な目で大人達の色々な物を見てきました。
そんな環境が変化していく中でも変わってはいけないモノもあります。
それは、子ども達を成長して欲しいという「強い執念」です。
昔の方は勝利主義とよく言われてきましたが、そこにも良い事と悪い事があると私は思います。子ども達を私利私欲で接する事は行けない事だと私も思います。でも、子ども達任せで良い人材が生まれる事は絶対にありません。私も色々なチームを長年見てきました。
その結論は、弱いチームはずっと弱いです。揉めるチームもずっと揉めます。だからこそ指導者の考え方次第で子ども達は大きく変化します。そして、子ども達を「ここまで引き上げたい」という想いがなければ子ども達の成長は絶対にありません。
私の指導の恩師は、子どもを見るときは「俯瞰して、子どもの目線になり、また俯瞰する」順番だとお教えて頂きました。俯瞰しか出来ない方、子ども目線しか出来ない方がいるかもしれません。
でも、指導者は違います。子ども達にひとつ上の世界の景色を見せる為にいると感じています。
子ども達を成長する為の方法がたくさんあると思います。
叱って、早く成長させる時間を取るのか?
見守って、子ども達が自分達で気づく事に時間を取るのか?
昔では絶対に前者でしたが、今は後者の方が多いと思います。
この物事からもわかる様に「目標がいつなのか?」あとは「バランス」が大切だという事です。
この子ども達の成長に対して、体と心と技術と機能などの色々な成長する順番がバラバラに発生していくことが子どもの特徴の一つになります。
子ども達の見えない部分の成長している姿を見抜けないと大変な事になります。
だからこそ指導者の成長と挑戦と変化する勇気が必要になるんです。
子ども達の可能性はいつの時代も変わらない。
本当に変わる必要があるのは周りの環境自身。